社員人数が少ない会社の不安はなんといっても人間関係!
少人数の小さい会社ならではのパワハラに悩んでいた方が、簿記2級の資格を取得して、みごと大手企業に転職成功!
社員人数が少ない会社で横行するパワハラ・・・つきまとう人間関係の不安に我慢の限界・・・ついに退職・転職を決意!
前社(パチンコ店経営での事務職)
とにかくパワハラがひどかったです。
小さい会社でしたので、事務所の事務員は4人しかいませんでした。
50代の女性の部長がすべてをまとめていたのですが、すぐにヒステリックになり、悪口、陰口を言います。
みんな女性でしたので、そういうことには敏感でした。
1人ずつ、いじめのターゲットを探す感じで、ターゲットになった人はしばらく悪口や強い口調で書類を投げられたり、もう会社に来なくていいから。などいわれました。
一度、耐えられなくなり、社長に相談しましたが、宥められるだけでなにもしてもらえませんでした。
いわゆる見て見ぬふりをされて、1.2年ごとに一人づつ退職して、新しい方を取り、また誰か退職することの繰り返しでした。
私も1つの仕事ミスからターゲットになり、仕事をしてても私の書類だけやり直しと言われたり、どうせミスするんでしょ、と言われました。
しばらくすれば、落ち着くと思って我慢していましたが、私の次にはまた誰かがそういう目に合うと思うと耐えられなくなり、退社を決意しました。
事務所は常に無言。
重苦しい雰囲気の中、毎日働くことは本当につらかったです。
休日に友人に会っても、愚痴が多くなっていることは自分でもわかっていましたし、辞めたい辞めたいが口癖のようになっていました。
退職を決意し、転職のため簿記2級の勉強を始める
退社を決意してからは、経理の仕事をもっと極めようと思い、簿記2級の勉強を半年くらいしました。
絶対受かって辞めてやるという気持ちをモチベーションに毎日仕事から帰ってからと休日に勉強を頑張りました。
1度は落ちましたが、2度目に合格し、それを機に辞めることを伝えることにしました。
辞めると伝えるときも、女性の部長には言わずに、社長に直接耐えられません。と泣きながら訴え辞めたいと伝えました。
あとから、社長から私が退職することを聞いた部長は大激怒でした。
自分には言わずに直接社長に伝えるなんて、バカにしてるのか、どういうつもりなのか、嫌がらせなのかと罵声を浴びせられました。
でも、もう辞めるしという気持ちがあり、ムカつきましたが、無視をして、残りの日数をすごしました。
1か月前に伝えたので、1か月間で転職活動をし、もし受からなかったら辞めてからゆっくり探そうと思っていました。
リクルートエージェントに登録をして、担当者の方にも事情を説明していました。
1か月間の間に面接を2社で3回しました。
1社は2次面接で不採用となりましたが、もう1社は、退職の前日に採用のご連絡をいただきました。
私は、もう小さい企業や家族経営のような企業は、仲が良ければいいが、こういうパワハラが起こった時の対応をしてもらえないことを身に染みて分かったので、大手企業のみに応募しました。
落ちることを覚悟していましたが、運がよかったのか、簿記2級をとったことがよかったのかとんとん拍子に進みました。
辞める当日、大人になり、パワハラの部長にも、一緒に働いていた人達にも、お世話になりました。と伝えましたが、案の定、部長は無視でした。
その時、本当に辞めてよかったなと心から思いました。
転職後(大手企業の経理事務へ)
転職後は、経理経験があるといえども、浅い仕事しかしていなかった私は、最初、覚えることが多くてとても戸惑いました。
今までの会社では資料を作ることもなかったので、エクセルのグラフすらつくれませんでした。
もっと暇な時間に勉強しておけばよかったと後悔するほど、恥ずかしい思いをしました。
そのため、休日にパソコン教室に通い、グラフやパワーポイントの使い方などを学びに行きました。
少しづつ、できるようになり、また、周りの人が丁寧に教えてくれて、そのおかげで仕事も順調に進みました。
研修もありますし、働き方改革などもしているので、ノー残業デイなども設定してくれています。
また、人間関係も、難しい女性はいますが、部署が離れていたりするため、毎日関わることもなく、挨拶するくらいですので問題ありません。
これが小さい企業だとまた、つらかったのかなと思うと、この転職は間違えじゃなかったと思いました。
経理の課長も本当に優しく気にかけてくれますし、直属の上司の方もわからないことを聞いても優しく教えてくれたり、世間話をしたり、とても働きやすい環境です。
今までは、家に帰ってもイライラすることも多く、仕事は暇なのに、ストレスばかり溜まりました。
今は、家に帰っても仕事のことを考えることもなく、平和に過ごせています。
仕事の量自体は明らかに多くなりましたが、それもやりがいに感じますし、実際スキルアップしていることが自分でもわかるのでそれも嬉しく感じています。
あのまま、あの会社にいたら、暇な仕事で部長からのパワハラで、精神も身体もおかしくなっていたと思います。
まともな会社にきて、やっぱりあの会社は異常なんだと改めて思いました。
前社の一緒に働いていた子と会った時には転職した方がいいと勧めました。
私は本当に転職してよかったです。
転職「直前」の会社
年収 :300万円
従業員数 :50人
雇用形態 :正規社員
業種 :パチンコ経営
職種 :経理総務人事
おもな仕事内容:給与計算、勤怠管理、伝票起票、支払、入金処理、社会保険の手続きなど
転職「後」の会社
年収 :400万円
従業員数 :50,000人
雇用形態 :正規社員
業種 :メーカー
職種 :経理事務
おもな仕事内容:会計ソフトへの仕訳入力、売掛金・買掛金の管理、振込・入金業務、伝票確認、決算業務、課内庶務など
利用した転職サービス
リクルートエージェント
当時の保有資格
簿記2級、秘書検定
有利に働いた資格:簿記2級
理由:経理事務だった為、知識があることを証明できた
何社に応募して、何社内定したか
応募数:2社
内定数:1社
少人数の会社から転職しようと思った理由
- パワハラがひどかったこと
- お給料が安かったこと
- 仕事が暇だったので、一日の時間が長かった
求人を選ぶ時の基準
- 大手企業ということ
- 年収が400万円以上
- 土日祝日休み
- 経理事務
「志望動機」はどのような内容を書いたか?伝えたか?
- これまでの経験を活かし、更にスキルアップしたい
- 経理のスペシャリストとして企業の中核を担う人材になりたい
履歴書・ 職務経歴書を書く時に気をつけたこと
- 職務経歴は細かく書いた
- 退職理由はマイナスなことは書かなかった
小さい会社から転職するにあたって、どんな不安があったか
今まで、仕事自体はぬるま湯に浸かった状態だったので、対応できるか不安だった。
スキルも、簿記2級はもってるものの、活かせるのか不安だったが、実際働いてみたら、丁寧に引き継ぎをしてくれて、対応できました。
やり方もシステムも全然違うので、大変でしたが、勉強しながら慣れました。
転職活動で大変だったことや後悔していること
後悔していることはありませんが、もっといろんな企業をみてみてもよかったのかなと思います。
採用のご連絡をもらった1社目でいってしまったので。
人間関係に不安のある少人数の会社から転職して良かったこと
パワハラがなくなり、本当に良かったです。
大手企業なので、コンプライアンスや働き方改革もあり、小さい企業ではできないことをやってくれます。
怒って怒鳴っている人もいませんし、みんな穏やかに働いています。
ブラック企業で苦しんでいる方へのアドバイス
最初は転職できるか不安でしたが、今の環境から抜け出すには、一歩踏み出して転職活動をすることが大切です。
週5日働く仕事は人生に大きく関わってくることですので、苦しいことから逃げるのではなく、新しい道を探すという意味でも、転職はプラスになります。
私は転職して本当によかったです。
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