中小企業でボーナス昇給なし、休日出勤の代休なし、年間休日40日から脱出!

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[中小企業]ボーナス、昇給なし、休日出勤の代休なし、年間休日40日・・・

こんな目を疑うようなブラックすぎる会社から脱出した体験談をご紹介します。

性別    :男性
年齢(年月):55歳(2019年)
住まい   :東京都江戸川区
最終学歴  :大学中退
結婚状況  :独身
子供    :いない
【転職前の会社について】
年収     :400万円
従業員数   :100人
雇用形態   :正規社員
業種     :旅行業
職種     :接客業
おもな仕事内容:接客、電話対応、売り上げ計算など
勤務地    :東京都
【転職後の会社について】
年収     :350万円
従業員数   :30人
雇用形態   :アルバイト
業種     :旅行業
職種     :接客業
おもな仕事内容:接客、電話対応、売り上げ計算など
勤務地    :東京都
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私の勤める中小企業は、ボーナスなし、昇給なし、休日出勤しても代休が取れない、年間休日が40日しかない、まさに生き地獄のような会社でした。

長年、溜まりに溜まった鬱憤。あることをきっかけに張りつめていた糸が切れる

私が働いていた会社はサービス業で、営業は年中無休でした。

そのため休みが通常通り取れないのは入社する時に覚悟していたのですが、その代わりの「代休」が全くないのです。

年末年始もゴールデンウィークもお盆の時期も働きずくめで、それは仕方ないのですが、祝祭日に出勤していた分の代わりになる休みが取れないのです。

なので、年間通じて休日が40日くらいしかないということが何年も続きました。

一年は約52~53週間ですから、休日が年間40日ということは、週に一回も休めていないということです。

しかも出勤は朝の9時、帰るのは夜の9時。

これが本当に何年も続きました。

ちょうど会社の業績が悪化していた時期であり、今が耐える時だ、ここを乗り越えれば大丈夫だと、そんな掛け声ばかりを続けていました。

そんな労働環境の中、数年の間、昇給もボーナスも見送られていたのです。

無理がたたって、体調を崩し、入院したこともありました。

それでも、「みんなやっている、みんな我慢している」ということで、改善されることはありませんでした。

そんなある日、年中無休の会社ですが、改装工事で数日休みになることがありました。

しかし、お客様から電話があるかもしれない、留守電ではなく生の声で答えるべきだと、その改装休みの最中も、何人かが交代で電話番をしたのです。

私もその当番に選ばれ、しかもそれは、真冬の寒い日でした。

改装中なので、社内は電話回線のみ生かし、基本停電中になっていしました。

そこで石油ストーブを持ち込んで、みんなで暖を取っていました。

私が当番の日、その日は夜の当番だったので一人きりの留守番で、昼間の当番だった数人が帰った後に確かめると、ストーブの中の灯油がなくなりそうになっていました。

しかも、買い置きの灯油もなかったのです。

私はそれから数時間、真冬の冷えきった、温度が1~度2あるかないか(外は氷点下になっていました)の社内で過ごすことになりました。

翌日それを上司や交代で帰ってしまった人などに訴えると、「それは確かめないのが悪いだろう」「要領が悪いやつっているよな」と、なんと笑われてしまったのです。

私はこの時、退社することを決意しました。

衝動的に退職を決意

それから数日後、私はほぼ問答無用で、退社届けを提出しました。

慰留する声ももちろんあったのですが、聞き入れるつもりはありませんでした。

しかしなんだかんだと退社する時期を引っ張られ、それから一ヶ月近くは勤務することになったのですが。

ともあれ、私は勤務上も対人関係もブラックこの上ない会社に別れを告げることにしました。

40歳を過ぎていたので転職活動は長期戦に・・・

退社直後はさすがに少しゆっくりしたいと思い、辞めてしばらくしてから就職活動をしたのですが、退社した時に40歳を過ぎていたので、なかなか再就職は決まりませんでした。
就職活動は、数ヶ月を費やしました。

晴れて再就職が決まり、前の会社の異常さにようやく気付く

前の会社を退社してから約半年後に、ようやく再就職が決まりました。
といっても社員ではなくアルバイト扱いで、年収も前の会社に比べると20%ほど落ちていたのですが、しかし何よりしっかりと休みが取れました。

前の会社と同業の会社だったのですが、再就職先で私が「この手の仕事は休みが取れないですよね」と言うと、「え、この業界って、普通より休み取れますよね?」と驚かれてしまいました。

自分たちが、いかに理不尽な勤務体制で働かされていたか、その時やっとわかりました。

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当時の保有資格

普通自動車免許

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何社に応募して、何社内定したか

応募数:20社
内定数:1社

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不採用が続いた時、どのようにモチベーションを保ったか

正直不採用が続いた時は落ち込んで、都内で一人暮らしをしていたのですが、実家のある静岡へ帰ろうかと何度も考えました。

しかし、信頼のおける友人が周囲に何名かいたので、そのおかげでなんとか乗り切ることが出来ました。

その友人たちに相談して転職も決めたので、彼らがいなかったらあのままズルズルとブラックな会社で働き続けていたかもしれないですし、退社した後は実家へ帰っていたかもしれません。

転職しようと思った理由

まず、休みがほとんど取れない。

数年の辛抱だからと言って昇給もボーナスもなくなり、その後復活することはなかった。

毎日の残業は当たり前。
管理職になると、残業手当もつかない。
その分ボーナスの査定が上がることが管理職の有利な点でしたが、ボーナスがなくなってしまったため。
ただ「長い時間タダ働きさせられた」としか思えなかった。

求人を選ぶ時の基準は、何よりも「休日が取れること」

まず、休みがきちんと取れるかどうか。

残業はある程度仕方ないとしても、残業手当がつくかどうか。

年齢が40代だったので、新規の仕事より、今までの経験を生かせる出来れば同じ職種であることが好ましいと考えました。

「志望動機」はどのような内容を書いたか?伝えたか? 

志望する会社のHPなどを読み、会社のために何が出来るか、そして以前と同じ職種を希望していたので、経験があることを強調しました。

履歴書・ 職務経歴書を書く時に気をつけた点

前の会社で志望する会社と同様の仕事を長年に渡りこなしていたこと、管理職も務めたことがあることは記入するようにしました。

転職するにあたって、どんな不安があったか

前の会社に十数年勤めていたので、同業種とはいえすぐ馴染めるかが不安でしたが、幸い職場の人が温かい人たちばかりで、予想していたような不安にかられることなく過ごすことが出来ました。
また、年収が落ちるのも不安ではありましたが、家族がなく独り身だからこそ言えることかもしれませんが、休めずに体を壊すよりはよっぽどましだと、再就職して実感しました。

転職活動で大変だったこと、後悔していること

辞めよう辞めようとは前から思っていたものの、実際退社する時が「決定的なこと」があってすぐという、半ば衝動的な辞め方だったので、もっと計画的にスケジュールなどを組んで辞めるべきだったなと思いました。
そうすれば再就職ももっとスムーズに出来ただろうと思います。

転職して良かったと思うことは「休みがとれてしっかり眠れる」ということ

まず、体調は前の会社にいる頃より間違いなくいいです。

ちゃんと休みがあり、しっかり眠れるということがいかに大事なことかと言うことを認識しました、また、職場の雰囲気というのはほんとに大事だとも実感しました。

何か不満があっても口に出せないと、ストレスがたまるばかりで精神的にも肉体的にもいいことはないと思います。

利用した 転職サービス

  • ハローワーク
  • ネットでのリクナビなど

サービスに登録はしましたが、使い方が悪かったのかもしれませんが、正直あまり生かせませんでした、結局自分でネットで探した職場に再就職しました。

ブラック企業で苦しんでいる方へのアドバイス

もし今、体調に不安などを抱えているようでしたら、無理せず再就職をお勧めします。

年齢に関係なく、本当に後悔することになりますので。

ご結婚されていると、年収もかなり重要なファクターになってくると思いますが、健康状態がいいことが、家族にとっても一番だと思います。

そして出来れば計画的に、辞めた後もスムーズに再就職出来るように、頑張って下さい!

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