塾講師はやめとけ!パワハラと激務で辛い!辞めて転職成功しました

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パワハラ激務(深夜までの残業、休みなし)辛すぎたので、辞めて転職に成功した体験談をご紹介します。

『塾講師はやめとけ!』と声を大にして伝えたい転職成功談です。

男性

当時の年齢:25歳(2011年)
最終学歴:大学卒

住まい:愛知県碧南市

独身・子供なし

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塾講師は暴言、パワハラ、激務で辛い!休みなんてありません。悩み抜いた挙句、転職しました

今から8年前の話になります。

当時は「100年に一度の不況」と言われる、いわゆる「就職氷河期」でした。

私は大学4年の夏まで就職が決まらず、焦燥に駆られる中、9月に受かったのが東海地方で塾を大規模に展開している教育業界の会社でした。

初めての社会人ということもあって右も左も分からない新卒の私は、会社の言うがままに講師の研修へと移りました。

今考えると異常でしたが、それでもせっかく就職したのだからと自分を納得させていました。

研修の実地場所が1月の中旬に会社の方から告知があり、「2月1日から研修が始まります」と唐突に言われたので1週間で引っ越しを済ませました。

研修はひたすら授業(講師)の練習と、自分の目標を決める事でした。

朝7時に会社に出社し各教室と上司の机の片付け、そのまま12時まで授業の練習をします。

新卒はお昼の時間になると上司の昼食の注文やお茶の準備をします。

更には13時から朝礼が始まるのでその準備もしなければなりません。

必然的に昼食の時間はあってないようなものでした。

13時から1時間の朝礼が始まり、上司の話が終わると「それでは新卒の人出誰か何か話したい人はいますか?」と問われます。

まず、ここで手を上げないとひどく叱責されます。

「質問がないほどお前はこの業界のことをわかっているのか?」「向上心がない」「細かいことに気を配れていない証拠だ」と30分は叱責されるので、全員手を上げます。

指名されれば壇上に立って上司への質問やスピーチをしますが、「そんなこと質問しなくともわかるだろ」「お前が語る志なんて社長の足元にも及ばないんだからそんなスピーチはするな」とすべて否定されます。

朝礼が終わればそのまま校舎に行き授業(塾講師)の見学をします。

11時になると各教室を掃除し漸く帰れます。

3月末までこれの繰り返し、休みの日も授業の練習をしなければならないので、休みはありません。

卒業式にも出ていません。

4月から授業を行います。

基本的には研修時と同じですが、こなす物量は各段に違います。

朝7時に出社、12時まで授業の練習、各校舎に配るプリントの仕分け、小テストの準備、前回の授業範囲の引継ぎ、各生徒の成績のデータ打ち込み、など盛りだくさんです。

13時の朝礼が終わると、いち早く校舎に向かい清掃、色ペンの配置、蛍光灯の交換など雑務をこなします。

17時から23時まで授業をすると、そこで帰れるかと思いきや、そこから今日の授業のダメ出しが24時近くまで行われます。

その後、校舎を出て、近くの飲食店に向かい、「退塾会議」と呼ばれる、塾を辞めた子について話し合いが行われます。

「なぜやめたのか」「何がいけなかったのか」などを話し合い改善点を挙げるまでは帰れません。

これがないときは上司からゴルフの打ちっぱなしに誘われます。

これも断ると「せっかく上司に色々質問できる機会を棒に振るなんて向上心がない」とひどく叱責を受けます。

退塾会議にしろゴルフにしろ、どちらも夜中3時くらいまでかかるので、家に帰りつくのは4時頃になります。そして7時には出社します。

休みの日は小テストの採点をしなければなりません。

私は国語担当の塾講師でしたが、小4から中3まで、1500人の生徒を受け持っていたため、1500枚の小テストの採点を行わなければなりません。

1枚1分で休まずやっても25時間かかりますので、2日間ほどかかりっきりで行います。

横行するパワハラとサービス残業づけの学習塾から転職!

そんな生活に疲れて1年たたないうちに辞表を出しました。

神奈川県の実家に帰り、少しの休養期間を取った後、私は警備員のアルバイトとして働き始めました。

前の会社で教わった事を現場の仲間の隊員さんに話すと、「それはいくら何でも行き過ぎだ」「社会の常識を知らない新卒に超過労働を常識と刷り込むのはひどい」と非難の嵐でした。

現に7時出社の3時退社が常識だと思っていた頃とは比べ物にならないほど気持ちが楽でした。

私はその会社でしばらく働くいつに「内勤社員として働かないか?」と声を掛けられました。

そして今の警備会社で総務として働いています。

書類の整理や人事など、やることは多いですが、1つ1つの仕事を完成させるたびに得られる達成感や仕事仲間との付き合いも良好で充実した日々を送れています(ちなみに前の会社では、新卒同士が敬語を省いて会話をすることや、新卒同士で食事に行くことは禁止されていました。会社に対する不平不満を拡張させないために)。

  
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転職前の会社(ブラックな学習塾)

年収     :300万円
従業員数   :1,200人
雇用形態   :正社員
業種     :教育業
職種     :教育推進部(教師)
主な仕事内容 :塾講師、校舎の清掃、その他雑務

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転職後の会社(警備会社)

年収     :400万円
従業員数   :150人
雇用形態   :正社員
業種     :警備業
職種     :総務
主な仕事内容 :書類作成、人事、新人教育

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当時の保有資格

特になし

何社に応募して、何社内定したか?

応募数:1社
内定数:1社

塾講師から転職しようと思った理由

給料の安さもそうですが、ギスギスとした人間関係に超過労働、サービス残業、そして新卒同士でも気軽に相談事ができない密告社会監視体制が一番の原因でした。

心を許せる社員が一人もいないこと、仕事の苦しみを吐露できないことは本当に苦痛でした。

求人を選ぶ時の基準

自由シフトであること。

「志望動機」はどのような内容を書いたか

「責任感と体力を生かして働きたい」とだけ書きました。

その頃の私は、「必要以上にできることを記載する」ことを恐れていました。

履歴書・ 職務経歴書を書く時に気をつけた点

私は字がうまくないので、達筆じゃなくとも、誰にでも読めるように丁寧に書くことを特に意識しました。

塾講師から転職するにあたって、どんな不安があったか

転職先がアルバイトでしたので、この先の就職先をどうしようかと、将来の不安のことが大きかったです。

しかし、ひとまず体を動かして働くことに専念しようと決めていましたので、先のことはもう少し後で考えるようにしようと当時は思うようにしていました。

塾講師からの転職活動で大変だったことや、後悔していること

全く新しい内容の業務だったので、とにかく用語やその業界での常識を覚えることが大変でした。

今でこそ精通はしているものの、当時の状況ならば、ノートか何かにまとめておけばよかったかなと、今では思います。

ブラックな学習塾から転職して良かったと思うこと

仕事に追われることがなくなりました。

心に余裕ができ、達成感を得られるようになりました。

生徒が自分のおかげで成績が上がったり、高校に受かったりすることはありませんが、よっぽど今の仕事の方が楽しいです。

パワハラ三昧・激務・サービス残業などのブラック学習塾に悩んでいる人へアドバイス

親、兄弟、友達、とにかく誰でもいいので相談して下さい。

異常な状況にいる時、自分ではそれに気が付けません。

転職サイトでもいいので、他社と比べることで初めて気が付くことができます。

自分1人で抱え込まないで、周りに相談して下さい。

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