アパレル業界での上司からのモラハラや激務に耐えかねて、未経験の医療事務への転職を志し、みごと採用された体験談をご紹介します。
- 年齢
- 性別
- 住まい
- 住まいの環境
- 同居人数
- 前社での仕事
- 転職後の仕事
- 利用した「転職サイト」もしくは「転職エージェント」
- 医療事務に未経験で採用されるまでの流れ
- 転職しようと思った理由
- 医療事務に未経験で採用されるまで、どんな不安があったか?
- 医療事務を選ぶ時の基準
- 医療事務・未経験で「有利に働いた資格」「あまり意味がなかった資格」
- 医療事務・未経験で採用された「志望動機」は?
- 医療事務志望の履歴書・ 職務経歴書を書く時に気をつけた点
- 【医療事務の未経験採用】何社に応募して、何社目で内定したか
- 転職後は、前社と比べてどのように変わったか
- 不採用が続いた時、どのようにモチベーションを保ったか
- 転職活動で後悔したこと
- 転職活動で大変だったこと
- 転職して良かったと思うこと
- これから転職を考えている方へのアドバイス
年齢
25歳
性別
女性
住まい
東京都杉並区
住まいの環境
1ルームのアパート住まい
同居人数
一人暮らし
独身
子供なし
前社での仕事
業種 :アパレル
職種 :営業事務
おもな仕事内容:営業のサポート、輸出入関係のスケジューリング、経理補助など
年収:280万
従業員数:50人
転職後の仕事
業種 :医療
職種 :事務職
おもな仕事内容:入院患者用リハビリテーションの受付、電子カルテ記入などのリハビリに関する事務全般
年収:280万
従業員数:150人
利用した「転職サイト」もしくは「転職エージェント」
利用していない
医療事務に未経験で採用されるまでの流れ
■前社
2年間勤務するが、残業の多さ、年間休日の少なさなどを理由に退職を決意
■退職
次の職場は決まっていなかったが、ひとまず退職する。
すぐに、ハローワークやインターネットで求人を探し始める。
■転職活動中
同じ事務職を希望し、ひとまず5社に応募
2社目で内定をもらう
■転職後
前職に比べるとかなり働きやすい労働環境になり、これまでの環境は辛かったことを実感する。
転職しようと思った理由
転職を決意したのは3つの理由があります。
まず、残業が多すぎることです。
前の職場はアパレルメーカーなので、デザイナーやパタンナーは沢山在籍しているのですが圧倒的に事務員の人数が少なく、1人当たりの仕事量が多すぎるのです。
会社全体が事務職を軽く見ている雰囲気があり、途中で退職者がでても中々補充をしてくれません。
そして、事務員はデザイナーなど他の仕事も手伝って当たり前だという空気があり、手伝いに自分の仕事と毎日いっぱいいっぱいでした。午後6時が定時なのですが、帰りはいつも10時を過ぎていました。
そして、きつかったのがサービス残業ということです。
残業は当たり前なのに、お金が当たらないという状況はモチベーションが下がり、気持ちもだんだんと辛くなってきました。
次に休日が少なすぎる点です。
アパレルでは、海外工場での縫製を利用するのが一般的です。
ですので、海外とのやりとりがあり、日本の休日に休めないことが多々あります。
振替休日をもらえればいいですが、事務員は仕事が多く1人休むと手が回らなくなり、簡単には休めませんでした。
最後に上司のモラルハラスメントです。
これは本当に嫌でした。
私の部署をまとめている部長が自分語りの大好きな人だったんです。
メモの取り方や、掃除の仕方、何にでも口を出してくるのです。
そして自分の時代と比べて、だからダメなんだとクドクド説いてくるのです。
勉強になるようなことならいいのですが、ただのこじつけで仕事と関係ないことばかり言ってくるのです。
具体的には、だから恋人ができない、容姿が悪いなどです。
特に若手の男性への当たりが強く、今思い出しても嫌な空気でした。
医療事務に未経験で採用されるまで、どんな不安があったか?
まず、学歴と職歴が不安でした。
事務職つながりで転職先を探しましたが、前職が2年と短いことが、先方にはどういう風に映るのか不安でした。
加えて、大学もデザイン関係で事務職と関連がないことが不安でした。
しかし、トントン拍子に転職は決まりました。
自分の経歴では希望先に受け入れてもらえるのか心配でしたが、あっさりと入社でき肩透かしを食らった気分でした。職務内容がマッチしたようです。
でも、転職先が決まっても不安もありました。
今までと全く違う業種で、知識が全くありません。
それに前回のような残業だらけの日々は嫌でした。
当たり前ですが、人間関係にも不安がありました。
面接の時に、心配なことはしっかり聞いておくようにはしました。でも実際のところは入社してみるまでわかりません。
そして、勤務してみると、あまりの働きやすさに驚きました。
心配は杞憂でした。
定時帰社が当たり前で充分に休みもとれる。
逆に取らないと注意を受ける。
仕事内容も1人が休んでも、ちゃんと業務が回るようになっています。
前職での環境が当たり前になっていただけで、普通はこんなに余裕を持って仕事ができるんだと感動しました。
自分の当たり前が、環境でこんなに変わるのだと学びました。
転職して良かったと心底思いました。
医療事務を選ぶ時の基準
休日がしっかり取れること、残業時間が少ないことを基準に求人を探しました。
給料は少なくてもいいので、自分の時間をしっかり持てること、身体を大切にできることを優先しました。
その方が長く続けられると思ったからです。
医療事務・未経験で「有利に働いた資格」「あまり意味がなかった資格」
有利に働いた:ワード2級、エクセル2級
理由:電子カルテなども記入するので、パソコンに慣れていることが最低条件でした。
あまり意味が無かった資格:色彩検定、通関士
理由:両方とも業務内容と関係なく、特に使う機会がなかったため
医療事務・未経験で採用された「志望動機」は?
面接で以下のように伝えました。
『この業種での知識はないが、前職で目立たない仕事の重要さを学びました。
御社でならば、この経験を活かし長期的に貢献できると思い志望しました。
縁の下の力持ちのような存在になるよう努めます。』
経歴書ではこれらを具体的に書きました。
医療事務志望の履歴書・ 職務経歴書を書く時に気をつけた点
正確に書くようにしました。
事務職は数字も扱うので、正確さが信頼につながると思い気をつけました。
【医療事務の未経験採用】何社に応募して、何社目で内定したか
5社に応募して、2社目で内定をもらいました。
転職後は、前社と比べてどのように変わったか
体力的に働くことが負担でなくなりました。
その要因は労働環境の変化です。
自分の身体を労われる環境になり、とても楽になりました。
思い切って転職して良かったです。
不採用が続いた時、どのようにモチベーションを保ったか
1度目で落ちた時はへこみました。
でも、まず5社は落ちることを覚悟して転職活動に臨んだので、さっさと次の行動に移りました。
そのおかげか、運良く2社目で決まりました。
転職活動で後悔したこと
1社目は面接でうまく話せませんでした。
なので、第1希望の企業を選ぶべきじゃなかったと後悔しました。
転職活動で大変だったこと
いつ終わるかわからない中で、モチベーションを保ち続けるのが大変でした。
転職して良かったと思うこと
前職で苦しかったことが、全く起こらないことです。
労働環境の大切さを痛感しました。
今はプライベート充実でき、精神衛生もとても良いです。
仕事は多くの時間を費やすものなので、転職は人生の大きなポイントだと感じました。
これから転職を考えている方へのアドバイス
今の会社が全てだと思わず、思い切って決断することが大切だと思います。
外側には自分の能力を大事にしてくれる人がいました。
前の職場にいたら今頃身体を壊していたと思います。
冷静な判断ができる間に決めることも重要だと思います。
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