従業員数が20人と少ない外資系会社でセクハラ事件が発生!
隠ぺい体質の小さな会社に退職届を叩きつけて転職に成功するまでの体験談をご紹介します!
従業員数20人の外資系会社で起きたセクハラ事件!小さい会社を避けた転職活動はうまくいく?
前社(従業員数が20人と少ない外資系会社での事務員)
人生初の転職で、外資系のIT企業に勤めていました。
内容は事務と顧客からの問い合わせ対応や請求業務といろいろでしたが、当初は転職が成功してよかったと喜びました。
社員20名ほどの小さい企業で、営業部も私の所属する顧客担当部も同じオフィスにいました。
転職前は同僚というものがいない環境でしたが、今回の職場は同じ年の女性社員もおり、居心地もよく感じました。
また、IT企業というと激務のイメージがありますが、この会社は少なくとも事務の私はほぼ定時上がりで、営業さんも19時にはみんな帰っているというクリーンな環境でした。
時々、営業チームは副社長に連れられ、パートナー企業とのプレゼン合宿などに連れ出されていましたが、それも事務の私にはあまり関係なく気楽でした。
唯一苦手だった点は、マラソン大会や飲み会が思ったより多いことと、直属の上司のバブル時代のようなイジリが面倒なことでした。
独身である私に対し、5名だけいる顧客担当部の唯一の独身男性(当時40歳)を恋愛対象としてあてがうような発言が多く、あまりはっきりと「無理です」とは言えないため、適当に笑いをとって話をかわし胡麻化していくのが疲れました。
そんな風にして2年ほどたったころ、それまでクリーンだった職場に事件が起きました。
私と同じ年の女性が、私の部の37歳男性先輩(既婚、子供あり)からかなり悪質なセクハラを受けていたことが発覚したのです。
もちろんそれは口外されていなかったのですが、何しろ小さな会社なので、社内では緊急会議が何度も開かれており異様な空気でした。
実は、1年ほど前にその女性社員から「○○さんから抱きたいとかセクハララインが送られてくる」という話を、冗談っぽく聞かされたことがあったので、すぐにピンときました。
そこで、彼女に確認すると、セクハラライン以上の内容が語られ、かなり深刻で悪質なものでした。
そうやって私が当の本人から話を聞いていたことが上司に伝わり、(それも同じ部署の女性先輩が告げ口していたのです)ある日、女性先輩と一緒に会議室に呼び出されました。
すると、開口一番「今回の件についてどこまで知っているの」とまるで知っていることが悪いかのように高圧的な態度で、実に一方的な質問を投げかけられました。
私は「(ここには書けないような)悪質なセクハラがあったと聞いている」と言いましたが、上司は「それは、合意だったの。彼女が大げさに言っているだけ」と言われました。
私は何度も合意とは思えない、証拠がないのになぜ合意になるのか、何をもって合意というのか、しつこく反論しましたが、結局話は平行線のままで、さらにあまりその女性社員とはかかわらないでほしいといわれました。
もちろんかかわるか否かは私の自由なので断りました。
そして、辞める決定的な事件が起きました。
その女性社員と仕事終わりにカフェに行き、合意と聞いたという話をすると、女性社員も憤慨して取り乱し、管理職に電話で抗議したのですが、それがすぐさま上司に伝わり、私に電話をするようラインが送られてきました。
渋々電話をすると、「この件話すなっていったよね?!」と電話口で怒鳴られ、「もうこの件かかわらないで!あ、それと私、合意なんて言ってないしね!」と驚愕のセリフを吐き捨て電話を切りました。
こんな激情型の支離滅裂な人とはやっていけない、と痛感しました。
退職
会社側は、被害女性に示談をもちこみ、憔悴して不安定な彼女に不利益事項も伝えず「この件について口外しない、当事者や会社へも一切何も要求しない」という主旨が挟み込まれた書類にサインさせました。
示談金をもって一切の要求をしないという、会社と加害者にとってだけ有利な書類にサインさせたことも最低だと思いました。
男性社員は実際は何らかの処罰でしょうが、「妻の体調不良」を理由に一週間会社を休み、その後はのうのうと仕事を続けています。
会社に抗議の内容を盛り込んだ退職理由をつきつけ辞めることにしました。
転職活動
会社に内緒で転職活動をしました。
すぐさま転職サイトに登録し、こそこそ応募を始めました。
私は特にキャリアアップなども考えておらず、同じような事務に就ければ、と思っていたため、幸いすぐに見つかりました。
やはり売り手市場ということで、あまり選ばなければ時間はかかりませんでした。
転職後
半ば強引に決めたところもありましたが、数社面接をして、1番先に内定が出た会社に就職を決めました。
できるだけ早くやめたかったためです。
現在は、女性の多い職場で、隠ぺい体質のイメージがついた少人数の家族経営的な会社は避けました。
事務の仕事で、定時上がりという生活がキープできているので問題ありません。
転職「直前」の会社(小さな外資系会社)
年収 :300万円
従業員数 :20人
雇用形態 :正社員
業種 :通信
職種 :事務
転職「後」の会社について
年収 :300万円
従業員数 :150人
雇用形態 :正社員
業種 :不動産
職種 :事務
利用した転職サービス
エン転職
当時の保有資格
特になし
何社に応募して、何社内定したか
応募数:3社
内定数:2社
会社を辞めて転職しようと思った理由
ハラスメントと、さらに会社の隠ぺい体質と、抗議への無関心、そして、危険な暴走上司を野放しにしている姿勢。
会社を選んだ時の基準
- 家族経営的な企業ではないこと。
- 完全週休2日制
- 残業が月20時間以下
- 年間休日が120日以上
- 服装自由
「志望動機」はどのような内容を書いたか?伝えたか?
もちろんハラスメントの事はかけないため、前職の事務でビッグデータを解析していたこともあり、データ解析や、そうしたツールを使う仕事に興味を持ったといいました。
また、前職は退職金がなかったため、それがネックであったことを退職理由としました。
履歴書・ 職務経歴書を書く時に気をつけた点
事務は自分でも気づかない細かい仕事が多いため、なるべく取りこぼしなく、わかりやすく、詳細に明記しました。
自分でも思っていなかった意外な点に食いつかれることがあるので、細かく書くのは大事だと思います。
転職するにあたって、どんな不安があったか
年齢的に事務として雇ってもらえるのか不安でしたが、新規立ち上げ業務など人数を要するところであれば大丈夫でした。
転職活動で後悔していること
せっかくなので、もっと多くの企業を見るべきでした。
焦っていたと思います。
転職して良かったと思うこと
今までは顧客対応という苦手分野も少しになっていましたが、今は完全にデータを向き合う仕事で、とても気が楽です。
ブラック企業で苦しんでいる方へのアドバイス
今は売り手市場なので、とりあえず転職サイトで求人を見るだけでも、気持ちが変わると思います。
働き方改革などが叫ばれる今は、特に乗り換え時に感じました。
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