正社員として入社したガソリンスタンドが嘘まみれのブラック企業だった!
そんなガソリンスタンドからの転職成功談をご覧ください!
正社員として入社したガソリンスタンド。社会保険完備は大ウソのブラック企業だった!
当時、ガソリンスタンドの店員として働いていましたが、入社する際には求人票に、基本給18万円、残業手当あり、通勤手当あり、それに社会保険加入ありとの記載があり条件も良かったため面接を受けることになりました。
面接時に念のため確認と言う事で、求人票の記載内容について伺いましたが、その通りであり問題ありませんとの答えでした。
しかし、働き始めてから暫くすると条件が違っているどころか、通勤手当以外のものは出ませんでしたし、社会保険についても国民年金、国民健康保険も自分で払うことになっているということで、面接時に言ったことは殆どウソであったと言う事が分かり、面接時にはいかにもいい条件の会社であるかのように見せておいて、入社してからウソであることがバレても、知らんぷりする、今ではブラック企業と呼ばれている会社だったのです。
それに通常なら、ウソだと分かった時点で辞めて他の会社に転職しようと考えて行動しますが、その会社はそれをさせてくれませんでした。
最初は、その内必ず手当類を拡充するようにするから、それまで少し辛抱してくれないか、と言って引き留まるようにしていましたが、半年ほど経過しても何にも変わらないので、約束が違うから辞めます、と言うと今度は、今人が居ないのに、辞められてこれ以上従業員が減ったら店を閉めるしかなくなる、そうなると今まで払うべきだった手当も払えなくなるけどいいの?と。
それでも一向に計画すら出さないということを社長に問い詰めると、今度は逆ギレし、店が潰れたらお前のせいだからな、その時には賠償請求させてもらうからな、との脅し文句で、もうこんな会社にはいられないと考え始めました。
正直言って当時は、一人暮らしをしていましたが、世の中は就職氷河期で、やっと見つけた仕事と言う事もあり、辞めても次の仕事が見つかるかどうかも分からない状態でした。
ゆえに今の状態で我慢して景気が回復したら、きちんとしたところを探すようにした方がいいのか、それとも次の仕事が見つかるか、またブラック企業の可能性もあるが一発賭けで勝負するかのどちらかしか選択肢はありませんでした。
やはり、そこは一度大変な経験をして転職していたので、我慢する方を選びたかったのですが、結婚したい女性もおりきちんとした収入で養えるだけの自信が無く、待たせているような状態が続いており、半ばあきれ始めているのでは?と思っていた頃でしたので、何とかして今の状況を打開できないものかと悩んでいた時期でした。
しかも、給与が元々の話の手当類全部で考えると、手取りで20万円は硬かったはずでしたが、実際には年金と健康保険を自分で払うため実質16万円程度にまで減っていました。
当然アパート代などを計算すると赤字になり、せっかく溜めた結婚資金から切り崩しているような状態で、こんなことがいつまで続くのか、正直なところ限界が近づいているのを感じました。
そんな中、一生懸命頑張っているにもかかわらず、他の店舗の赤字を店の収益からお金を出す、つまり補てんするという話をされました。
ついでに人も応援として出すということで、皆で顔を合わせて、当然手当は出るのですよね?と聞くと急に態度が変わり、他の店舗が赤字の時に何を言っている、赤字が解消するまで手当が出るわけねーだろ!と逆ギレしました。
さすがにこの社長の態度に、従業員も呆れてしまいました。
その週末に一度従業員だけで集まって話をしないかと言う事になりましたが、その際に、どうやら手当があるという謳い文句で入社したこと、入社してから手当が払えないと言われたこと、混乱を招くことになるので皆には口外厳禁としていたことが判明し、皆の意志が固まりました。
そうです皆、生活が掛かっているし、中には結婚して子供もいると言う人もいて、これでは、生活が出来ないから、早く次のいいところを探したいと切実な人もいました。
私もいつまでも社長の言う、きちんと払っていない分の手当てをよこすという事が、本当だなんて思っていませんでしたので、次の就職先の不安はあるものの、そろそろ区切りを付けたいと思っていましたので、切のいいところで辞めることにしました。
正直言って今まで払われていない手当が出されなくてもです。
ガソリンスタンドの社長の横暴に堪忍袋の緒が切れ、退職を決意!
それに、皆が辞める決心がついたのは、社長が毎週末に飲みに行っているお店の話でした。
いわゆるキャバクラの常連で、そこのキャバクラのお姉さんが従業員の知り合いだったことから、いろいろと情報が流れてくるようです。
一回のみに来ると1万円は軽く使うとのことで、景気のいい会社だと思っていたらしいです。
その話を聞いたこともあって皆の怒りも絶頂に達したという訳です。
それから各自で個別に辞表を出し、結局は会社はどうにもならず社長自ら降参し、店を畳むことになりました。
ガソリンスタンドからの退職、そして転職
ここで予想外でしたが、会社都合の解雇と言う形になったため、失業保険も直ぐに出て非常に助かりました。
払われなかった手当は最後まで貰えませんでしたが、次の仕事がきちんと決まり生活も安定したことで、チャラになったと考えています。
ただ就職活動は予想していた通り難航し約15社受けては2社しか内定をもらえない状態になってしまいました。
内定して2社のうち1社は条件は良かったのですが、日勤以外にも夜勤もあったりと、話を聞いて行くうちに後から後から、いろいろ勤務について話が出てくる状況であったため、この会社もちょっと怪しいと思うようになり辞退することに。
転職は大成功!
最後の1社が今も勤めている会社ですが、これがアタリでした。
大手企業という事で就労条件も言うこと無し、入社してからも手当類は全て支給で、社会保険も完備という待遇で満足しました。
因みに年収は転職当初は約1.5倍、今では約2倍になり、結果良ければ全てよしです。
転職「直前」の会社(ガソリンスタンド・正社員)
年収:300万円
従業員数:20人
雇用形態:正社員
業種:サービス業
職種:接客など
主な仕事内容:給油、洗車、灯油配達、タイヤ交換、オイル交換、掛け売りの集金、車検代行など
転職「後」の会社
年収:550万円
従業員数:5,000人
雇用形態:正社員
業種:製造業
職種:設計業務
主な仕事内容:回路設計とCADへの入力、顧客との折衝、製造フォローなど
当時の保有資格
危険物乙4
何社に応募して、何社内定したか
応募数:15社
内定数:2社
ガソリンスタンドからの転職で、不採用が続いた時、どのようにモチベーションを保ったか
履歴書が送り返されてきたり、音信不通だったりと言ったことは良くありました。
面接に行っても、経験も無いのによく応募しましたねと、バカにしたような言い方をされたこともあり、面接途中で退席したことも一度ありました。
モチベーションを保つには、落ちたことを考えても仕方ない、受かるまで応募するしかないと思い次から次と受けました。
貯金も無くなりかけたので、正直くよくよしている暇はありませんでした。
ガソリンスタンドから転職しようと思った理由
- 面接時に話していた手当がもらえない
- ボーナスも数万円程度
- 休日は月に5日程度で連休無し
- 社長ばかりが潤っている
- 従業員の生活はどうでもいいということが分かったため、最後は脅し文句で辞めさせない様にしていたなど
求人を選ぶ時の基準
- 資格や経験不問のところ
- ある程度の大企業であること(労働条件を守ってもらえると言う期待感から)
- 月の休日は6日以上で連休あり
- 社旗保険完備
- 残業などの手当てがきちんとしている事
- 残業時間は月に40時間程度
- 自宅から近距離であること
「志望動機」はどのような内容を書いたか
学校が業務内容と同じような事をしていたため、ある程度は即戦力として使えるというアピールをしました。
それに社会人になってから数年間は同じような仕事をしていたため、その点をきちんと面接でアピールしました。
履歴書・ 職務経歴書を書く時に気をつけた点
それまでに勤めてきた会社の概要と仕事内容について、事細かに書きました。
なお、時系列にしどのような流れで仕事を覚えて行ったのか、など面接が円滑に進むようにしました。
ガソリンスタンドから転職するにあたって、どんな不安があったか
資格は特に無かったので、資格が必要とか言う会社は候補から外していました。
経験不問かそれに近いところで選ぶようにしていましたが、そこを突かれるのが一番心配でした。
転職してからは仕事が忙しい部署に配属されたので、夜も遅く残業が大変でした。
それに初めて行う分野という事もあり、毎日帰ってから勉強するような形になったので、半年ほどは気が休まる感じがしませんでした。
ちょっと精神的に大変だったなと思います。
ただ人間関係や給与については安定したので問題はありませんでした。
転職活動で後悔していること
資格が無い、経験不足だと思っていたこともあり、なかなか就きたい仕事を絞れず、いろんな業種に応募していました。
その点ではきちんと方向性を絞って就職活動すれば、嫌な思いをしなくて済んだのではないかと思っています。
ガソリンスタンドから転職して良かったと思うこと
まずは給与面では大幅にアップしたので生活が安定したことが一番大きかったです。
休みも増えたことで自分の趣味に使うことが出来、人間的に生活している実感がわきました。
確かに、前の仕事では手当を出すと言っては、それを期待して無理に仕事をしていたので、自分がバカに思えて仕方なかったので無理もないと思います。
ブラック企業で苦しんでいる方へのアドバイス
少しでもおかしいと思うことがあれば、きちんと上司などに聞くなりして納得した方がいいです。
ブラック企業は泣き落とし、恫喝、約束不履行は常套手段ですから、そのようなことが発覚した場合には、労働監督署に行くと同時に退職願いを出すことをお勧めします。
そのような会社は早く潰した方が皆のためです。
それにいつまでも悪い労働条件で働いていても、人間らしい生活はできませんのでかわいそうだとは思わないことです。
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