「高卒だと、リクルートエージェントに登録しても相手にしてもらえないのでは?」
学歴が気になって、一歩目で止まってしまう方は少なくありません。先に結論をお伝えすると、高卒でもリクルートエージェントへの申し込みは可能です。ただし、登録できることと、希望どおりの求人を必ず紹介してもらえることは別の話です。
中途採用で見られやすいのは、最終学歴だけではありません。これまで担当した仕事、身につけた技能や資格、希望する職種・勤務地などを合わせて判断されます。この記事では、高卒の方が利用するときに知っておきたい現実的なポイントと、当サイトが過去に集めた3人の転職体験談をまとめます。
「高卒だから無理」と決めつける必要はありません。一方で、正社員経験がほとんどない方や未経験職だけを希望する方は、若手・未経験者向けサービスも併用したほうが選択肢を広げやすいです。
リクルートエージェントは高卒でも使える
リクルートエージェントは、学歴だけで利用者を一律に限定するサービスではありません。企業ごとに応募条件は異なりますが、中途採用では「何を学んだか」だけでなく「仕事で何をしてきたか」を見られる求人も多くあります。
当サイトが2019年に問い合わせた際にも、学歴を指定する求人はあるものの、実務経験を重視する求人が多く、紹介の可否は経験や希望条件によって変わるという回答でした。これは当時の回答ですが、現在の公式サイトでも、希望やスキルに沿って求人を紹介する仕組みが案内されています。
ですから、見るべきなのは「高卒かどうか」だけではなく、次の3点です。
- これまでの職種・業界でどんな仕事を任されてきたか
- 応募先でも使える技能・資格・実績があるか
- 勤務地や年収などの希望条件を狭くしすぎていないか
登録後に求人紹介が難しいと言われる可能性はあります。とはいえ、申し込む前に自分だけで結論を出すより、まず現在の職歴で紹介できる求人があるかを確かめるほうが早いでしょう。
高卒の転職で評価されやすいのは「実務経験の中身」
高卒の方が職務経歴書を書くとき、「会社名と在籍年数だけ」で終わらせてしまうのはもったいないです。採用担当者が知りたいのは、実際にどんな場面で力を発揮してきたかだからです。
たとえば営業なら、担当顧客の種類、目標に対する実績、後輩指導の経験。事務なら、扱った業務量、使えるソフト、改善した作業。設備管理なら、保有資格、担当施設の規模、トラブル対応の内容まで書けます。
私も以前、経理の仕事をしていたころ、高卒で経験豊富な課長と、入社したばかりの大卒社員が一緒に働く場面を見てきました。現場では、学歴より経験の差がそのまま仕事の差になることがあります。きれいな経歴に見せるより、自分が積み上げてきたものを具体的に言葉にすることが大切です。
資格は「持っている」だけでなく仕事とのつながりを書く
簿記、電気工事士、施工管理技士、フォークリフトなど、応募先の業務に直結する資格は強みになります。職務経歴書には資格名だけでなく、「その資格をどんな業務で使ったか」「取得後に任される仕事がどう変わったか」まで添えると伝わりやすくなります。
求人紹介が難しくなりやすいケース
高卒という理由だけではなく、経験と希望求人のずれが大きいと紹介が難しくなることがあります。
- 正社員・契約社員などでの実務経験がほとんどない
- これまでと大きく異なる職種だけを希望している
- 勤務地、年収、勤務時間などの条件を絞り込みすぎている
- 応募先で生かせる経験を職務経歴書に書けていない
この場合も、「条件を全部下げる」必要はありません。絶対に譲れない条件と、相談できる条件を分けておくと話が進みやすくなります。
現在離職中で、ブランクの伝え方も気になる方は、リクルートエージェントは無職でも使えるかを整理した記事も参考にしてください。
高卒で利用した3人の体験談
ここからは、当サイトが過去に独自に集めた体験談です。利用時期は2012~2017年で、現在の求人状況や担当者の対応を保証するものではありません。ただ、学歴以外のどこが評価されたのかを見る材料にはなります。
24歳男性:設備管理の経験と資格を同業転職に生かした
第三種電気主任技術者、建築物環境衛生管理技術者など、仕事に直結する資格を持っていた方です。紹介された企業の高卒者の割合を担当者が調べてくれたことで、必要以上に気負わず応募できたとのこと。履歴書の書き方や企業ごとの面接対策も役立った一方、担当者からの連絡が少なく、不安を感じることもあったそうです。
48歳男性:長い実務経験を生かして異業種へ
簿記2級を持ち、長い就業経験があった方です。求人の量と質は評価していましたが、専門性を言葉にできないと好条件の求人に出会うまで時間がかかるとも感じています。担当者とのやり取りが速いぶん、自分の希望や強みを早めに整理しておく必要があったそうです。
26歳女性:未経験のデザイン職へ方向転換
学歴へのコンプレックスを抱えながらも、以前から希望していたデザイン職に挑戦した方です。応募書類の作成を担当者に補ってもらえた点を評価していました。希望職種の求人数は多くなく、年収は下がりましたが、「何を優先する転職なのか」を決めていたことが結果につながっています。
高卒の方が登録前に準備しておくこと
- 担当業務を箇条書きにする
毎日・毎月・繁忙期に何をしていたかまで思い出します。 - 数字で説明できる実績を探す
売上だけでなく、担当件数、作業時間の短縮、ミスの削減も実績です。 - 希望条件に順番をつける
年収、勤務地、休日、職種のうち、どれを最優先にするか決めます。 - 学歴を必要以上に言い訳しない
高校卒業後に何を経験し、今後どう働きたいかに話を進めます。
まとめ:高卒かどうかより、経験をどう伝えるか
リクルートエージェントは高卒でも申し込めます。ただし、求人紹介は職歴・スキル・希望条件と、その時点の求人状況によって変わります。
学歴が気になると、自分の経験まで小さく見積もってしまいがちです。まずは担当してきた仕事を具体的に棚卸しし、紹介可能な求人があるか確認してみてください。40代・50代で年齢も気になる方は、40代・50代が利用するときのポイントと体験談もあわせてどうぞ。
参考:リクルートエージェント公式サイト(2026年9月確認)


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